2008年第41回のムーブは  
 「彼が見ていたもの−享年38 あるカメラマンの物語−」
制作:RKB RKB毎日放送
ディレクター:鴻上佳彦

■各局の放送予定
RKB
 10月12日(日) 24:55
MBC
 10月13日(月) 25:00
RBC
 10月15日(水) 25:57
RKK
 10月15日(水) 25:55
NBC
 10月12日(日) 24:30
OBS
 10月19日(日) 25:35
MRT
 10月16日(木) 10:50




 北九州市出身のカメラマン 永江和之さん(享年38)が亡くなったのは、2006年の大晦日。一人暮らしのマンションで、クモ膜下出血が原因だった。映画スチール写真の評価が高く、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「戦国自衛隊1549」などを手がけた。永江さんは高校生時代、写真家立木義浩さんと出会い、大学卒業後アシスタントとして師事する。立木事務所を卒業してからも、親交は続いた。葬儀の弔辞で、立木さんは「神は順番を間違えた」と語った。その後、彼が見ていたもの 撮った写真を集めて遺作展をやろうという声が盛り上がる。今年6月に東京銀座、そして8月に地元福岡で行われた遺作写真展は、立木師匠が選び、会場のレイアウトまで陣頭指揮をとった。

 永江さんのことをこの番組ディレクター(つまり僕)は以前から知っていた。1993年公開の伊丹十三監督作品「大病人」でメイキング番組の担当として、立木さんのアシスタントをする永江さんと同じ現場に入っていた。ディレクターになったばかりの僕とその後すぐ独立する永江さん。お互いがんばろうという意識で親近感が沸いた。しかしその後、僕は東京を離れいつしか疎遠になっていった。訃報を聞いたのも、お葬式の後だった。そのことがますます彼の見ていたものを知りたい気持ちにさせた。写真家は、彼の見ていたものが写真として残っている。写真を軸に、遺族、仕事仲間、同級生など彼に関わった人々から、彼の生き様を浮き上がらせる。