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福岡西方沖地震で壊滅的被害を受けた玄界島と海をはさんでわずか3キロの福岡市西区北崎地区。全家屋の4分の3以上が被害を受け、なかでも西浦は大きな被害を受けた。しかし、報道や支援は玄界島に集中したこともあり、西浦の様子が知られることがなかった。
地震当日の西浦。揺れがおさまってから、住民は津波に備えて高台にある神社に自主避難した。一人暮らしのお年寄りや年老いた親を背負った人たちも。その後の屋根のシート張りや片付けでも住民が助け合い、被害を最小限にとどめたという。
地震の前から、北崎地区と交流をつづけてきたフードプランナーの森山恵さん。森山さんが運営するブログ「北崎通信局」には、北崎の日常がつづられている。この1年一番力を注いできたのは、やはり地震からの復興。地震で壊滅的な被害を受けた花農家、被災したお寺や家屋の修復を続ける地元の大工、海での復活を期す漁師。様々な人たちと交流しながら、復興の様子を報じてきた。
森山さんは、最近クローズアップされるようになった「脳脊髄液減少症」。体調によっては、起き上がることすら困難ともいう。そんな彼女を駆り立てるのは、北崎の自然、風土、そして人という。完全な手弁当で西浦、そして北崎振興に奔走する。困っている人を何とかしてあげたいと始まった森山さんたちの活動だったが、森山さんにしてみれば支援活動こそが自らの支えになってすらいる。
番組では、あまり報じられることがなかった当時の様子に加え、地震被害から必死に立ち上がろうとする北崎地区の人たちや、それを支援する人たちの奮闘ぶりを伝える。
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